臨界表面張力

ある物体の表面に滴下したときに、接触角が0度になるような液体の表面張力を、その物体の臨界表面張力という。

例えば、水の表面張力は室温で72~73mN/m程度ですが、これを物体Aの表面にたらした時の接触角が85度の場合、
同じ物体Aに対する、γl=40mN/mの液体の接触角を測定すると、85度よりも必ず低くなる。
さらに、γl=35mN/mの液体、γl=30mN/mの液体、というふうに、液体の表面張力をどんどん下げてゆく事により、
物体Aに対する接触角は次第にゼロに近づく。(濡れやすくなる)。

仮に、γl=25mN/mの液体をもってきたときに、物体Aに対する接触角がゼロになったとすると、
この物体Aの臨界表面張力γcは25mN/mという事になる。

主にプラスチック部材の濡れやすさの指数として利用される。
一般的には濡れやすさが低いと接着するのが難しい傾向がある。